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こんにちは!北野です。
さて、先日お客様とこんな話になりました。
お客様「美容師さんってセンスがいる仕事よね」
私 「いやーそうとは言い切れませんよ」
お客様「絶対にそんなことないと思う!やっぱりセンスよ」
私 「よくそう言っていただきますが、今までセンスがないから美容師を辞めた方がいいのにという方に出会ったことがないです」
「あえて言うならば、コツコツと長く続けるセンスでしょうか?」
そんな感じでその時は話が終わりました。
みなさんはどう思いますか?
もちろんセンスは必要です。
でもそのセンスというのは、天から与えられた偶然の産物ではないとうことです。
誰しもが手にすることができるものです。←こう書くと怪しい感じに聞こえますが((笑))
私が美容師の専門学校に行っていたときは、よく先生に「時間があったら美術館に行きなさい、美しいものを見なさい」と言われていました。
私は当時美術にあまり興味がありませんでしたが、本当にやることがない休日には美術館に行っていました。
でも、有名な画家の作品を見ても「ふぅ~ん」ぐらいにしか思いませんでした。
でも、何回も美術館に通っていると自分の好きな画家や作風というものがわかるようになってきます。
それに加えて、自分は好きではないけれど、人気がある画家の作品も「なんでこの配色にしたんだろう?」とか「なんでこんな不自然な角度なんだろう?」というような疑問が湧くようになります。
その時に初めて、自分の価値観を知る事ができました。
きっと専門学校の先生が美術館に行けと言っていた理由はここにあるんだろうなと思います。
美しいものを見て、美しいと感じる
好きではないものを、理解しようとする
そこに美容師としてのセンスが養われる
私はそのように考えています。
今はコロナ渦でなかなか外出はできませんが、家でYouTubeを見る時もただ見るのではなく、
なぜこの人はたくさんの支持を得ているんだろう?
この人の動画のどこが好きなんだろう?
とただ見流すだけでなく、自分の価値観を知るきっかけにしていただけたらなと
特に学生さんにはお伝えしたいと思います。
また北野なりの発見があればこの場でお伝えしますね(^^)
では・・・
この記事を書いた人
北野 侑里
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